漫画家協会WEB

　2024年3月16日(土)〜4月7日(日)、東京都台東区上野恩賜公園にてさくらまつりが開かれています。その間不忍池畔では骨董市と、似顔絵集団による似顔絵テントが設営され、毎日似顔絵師たちが朝から筆を揮っています。

　当協会員も多く在籍する似顔絵集団の似顔絵テントは、日替わりシフト制で3〜6名の似顔絵師がその日を担当、コロナ禍で休止していたテントが復活した昨年に続き今年も開催です。

　開催序盤は開花宣言もまだの都内でしたが、陽気は十分にあたたかく観光客も大勢訪れていて、テント内でもさまざまな言語が飛び交っていました。お昼を回ると客足は順番待ちや予約者もでる状況で人をさばくにも一苦労で、新婚旅行や記念日で日本を訪れている外国人などは着物で描いて欲しい、桜を入れて欲しい、日本語で名前を入れて欲しいなどなど、翻訳アプリや身振り手振りで伝えてきて、それらオーダーに沿って似顔絵師たちは懸命に応えていました。

　そうして仕上がった似顔絵を受け取ったひとたちは国内外問わず、みな一様に満開の笑みで去っていきました。取材当日のこの日は５人のシフトで合計105人描いたそうで、これらで得た収益の一部は上野観光連名を通じて都内の施設に寄付されます。

＊似顔絵テントは雨天・荒天などで予告なく休止となる場合があります。
＊似顔絵テントは会期中、上記理由を除き基本無休で10時00分〜17時30分まで開いていますが最終日は16時30分で終了となりますのでご注意ください

＜画像・文：柳生柳＞

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