協会歴代理事長

近藤日出造(64年12月〜76年5月)

1908年長野県出身。岡本一平に師事し、政治漫画を中心にナンセンス漫画まで一枚漫画の代表的作家。32年横山隆一、杉浦幸雄らと「新漫画派集団」を結成し、のち「漫画集団」へ発展。漫画界のリーダー的存在だったため、協会設立時には、当然のように初代理事長に推された。在任64年12月〜76年5月。77年会長。74年紫綬褒章。79年、71歳で死去し葬儀は協会葬とされた。

杉浦幸雄(76年5月〜81年6月)

1911年東京都出身。岡本一平に師事し、ユーモアとエロティシズムを融合した風俗的な漫画で人気作家となった。85年に「面影の女」で協会漫画賞特別賞を受賞。在任76年5月〜81年6月。81年会長、85年から名誉会長へ。80年紫綬褒章。85年勲四等旭日小綬章。04年、92歳で死去。

加藤芳郎(81年6月〜92年6月)

1925年東京都出身。ユーモアとナンセンスを描いた大人マンガを得意とした。連載1万3千回を超える「まっぴら君」(毎日新聞)で99年協会漫画賞文部大臣賞を受賞。また「連想ゲーム」など、タレント活動でもお茶の間の人気者となった。協会設立時からの幹部で、在任81年6月〜92年6月。85年の社団法人化に尽力、92年会長に就任。86年紫綬褒章。01年、80歳で死去。

小島功(92年6月〜00年6月)

1928年東京都出身。大人の色気にモダンな印象を醸し出す女性を得意とし、ジャンルは「黄桜」の河童絵、政治漫画など多岐に及んだ。47年独立漫画派を結成した経験から、漫画家の職能団体を設立する必要性を感じ、協会創立の立役者となった。在任92年6月〜00年6月。12年会長、のち名誉会長。90年紫綬褒章。99年勲四等旭日小綬章。15年4月に87歳で死去。

やなせたかし(00年6月〜12年6月)

1919年高知県出身。漫画ばかりでなくイラスト、絵本、詩、作詞作曲もこなすマルチ作家として活躍。「アンパンマン」で晩年まで超多忙だった。90年協会漫画賞大賞、95年同文部大臣賞。協会設立時からの幹部で在任00年6月〜12年6月。のち会長。協会運営は元より財政面での支援も多く、協会のビルは同氏の寄贈による。91年勲四等瑞宝章。13年、94歳で死去。

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