43人が描く空想未来漫画「2100年8月15日」開催中

　2023年6月27日(火)～10月1日(日)に、東京都新宿区新宿住友ビル33階にある平和祈念展示資料館(総務省委託)にて、43人が描く空想未来漫画「2100年8月15日」展が開催されています。

　これは、森田拳次氏の呼び掛けに賛同した漫画家や作家たちが活動していた「八月十五日の会」から寄贈された漫画作品で、「戦争」という重いテーマを漫画家らしい視点で描き､平和へのメッセージが伝わってきます。他にも場内のシアターには森田拳次、ちばてつや両氏が自身の体験を本に戦争と平和への想いを語るロング動画が１時間ごと交互に上映されるなど、非常に見応えのある展示となっています。

　資料館では「館内の様子をSNSにアップした方へは記念品をプレゼント」という企画を行っています。同展の漫画作品は著作権に守られていますが、作者が許諾した作品(ＯＫマークがついています)に限り撮影、SNSアップＯＫとなっていて、来場者はそれら作品の前で記念撮影、投稿するなど平和な空間ができていました。

　会期は前期・後期で展示替えをしたり、８月には夏休みイベント「宿題大さくせん」と銘打った各種ワークショップの企画など、長期展示会をうまく使った企画展となっています。

※同展は前期と後期に別れていて、今期は8月20日(日)まで、後期は8月22日(火)からとなっていますので御注意ください。
※8月1日(火)〜26(土)は、夏休みイベント「宿題大さくせん」が開催されます。
https://www.heiwakinen.go.jp/summer/20230707-1700/
※会場は毎週月曜日休館(祝日の場合はその翌日)が休館日となっていますが、8月14日(月)は開館いたします。

平和祈念展示資料館HP：https://www.heiwakinen.go.jp

＜写真・文：柳生柳＞