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　東京銀座のギャラリー路地裏で10月10日(月)〜15日の期間内に開催された岸田尚氏の展覧会に行って参りました。コロナの制限が徐々に緩くなり銀座にも人があふれていました。
　恒例のいろいろな作家が岸田尚を描く「肖像画展9」、今回はちばてつや氏、ウノ・カマキリ氏、ビッグ・錠氏、川崎のぼる氏、丸藤正道氏の作品が展示されていました。当日の朝届いたというビッグ錠氏のビッグな目が来場者をお出迎え。それにしてもご自身をいろいろな作家(絵描きに限らず)に描いてもらい展示するなんて面白いことを思いつきましたね。岸田氏と言えば「女神と猫さん」女神たちは繊細な筆使いで描かれたレースを身にまとい、猫さんたちは毛並みがしっとり描かれていて撫でてあげたくなりました。コロナや戦争など殺伐とした時代ですが、岸田作品からは「女神たちの言葉」が聞こえたような気がしました、こんな私にも。
　16時を過ぎるとお馴染みの漫画家協会員の仲間たちが集まってきました。これからは「岸田尚と愉快すぎる仲間たち展」です。展覧会場ならではのライブな時間の始まりです。

＜画像・文：嶌津よたろう＞

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