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8.18「コミックマーケット100」開催
2022年8月13日(土)〜14日(日)、東京都江東区・東京ビッグサイトにて、今回で45周年、実に100回目の記念すべき日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(以下C100)」が開催されました。
<コミケ1日目 8月13日>
1日目は台風8号の直撃を受けるとの予報があり、当日は断続的な強風と豪雨の中での開催で、これほどの悪天候は記憶の限り東京流通センターでの冬の開催時(C31、その後C67でも降雪があった)に雪が降って以来…それだけ天候に恵まれてきたコミケットですが、今回ばかりは完全に退ける事はできなかったようです。
それでも参加者たちは必死の想いで手に入れた同人誌を守ろうとガードを固め、もちろんC100準備会が定めたガイドラインに従いながらそれぞれの目的を果たし、満足そうに大きな荷物を抱えていました。
相変わらずコロナの猛威は去っていないので、やはり入場者数は前回よりも多少の増員をしたものの8万5千人へ制限。かつて3日間で70万人以上の人間が動いた時と比べかなり少ないように感じますが、古参の参加者から見るとこの感じはまだそこまで規模が膨らんでいなかった時代を彷彿させ、100回目という一区切りのついた気持ちも相まって、初心に戻ったような気がする…という言葉も聞かれました。
<コミケ2日目 8月14日>
2日目も入場者数は8万5千人と絶頂期より大幅に減員していましたが、2日目は非常に人気のあるジャンルがあり、そこへ買い手が押し寄せたことで急遽動員の制限がかかり、体感的には1日目よりもかなり人出が多く感じられました。
さて、今回で45周年の100回目という記念すべき節目の開催とあって、C100内では様々な企画が上がっていました。
場内には印刷会社や縁の企業たちから多くの花が贈られホールへの入り口を華やかに飾り、ホール内には100thを祝っての寄せ書きコーナー、テーマは「ビッグサイトの壁、書いていいよ!って言ったらなに書く?」というテーマで、来場者はそれぞれのセンスや想いを掲示シートにぶつけていました。
他にも場内スタンプラリーや、同人誌のデータ入稿へのノウハウを分かりやすくまとめたものの掲示コーナーなど企画が盛りだくさん、同人誌を買うだけでなく、ふとした時目にする気遣いや企画の数々が、今回も成功させたい、楽しませたいというコミケット準備会の熱意が感じられました。
<画像・文:柳生柳>