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3/21、桜が咲き始めた大阪・高津神宮にて「日野日出志寄席」が開催された。
前半は落語家、講談師が出演し、日野日出志氏に関する話や、「漫画と小話は似ている」と笑いを誘う話から少しゾッとする話、日野氏の代表作「蔵六の奇病」が講談仕立てに語られ、合間にいわみせいじ氏が「日野日出志風似顔絵」と「トーク」で盛り上げた。
後半は、いよいよ日野氏が登場。ゲストに新たに木村直巳氏を加えたトークショー。まず大阪芸大の教授として17年間教え、今年定年を迎えた話を。若い子を育てる面白さを感じた日々だったと日野氏。また、子供の頃から絵を描くのが好きで、小学生の時に父親がクレヨンを買って来てくれると言うので「12色だろうか、24色だろうか？と楽しみにしていたのに6色でショックを受けた。それを引きずり”蔵六の奇病”が出来た」と話すと客席からは、どよめきが。最初はギャグ漫画家を目指していた話や仲間との話が続いていく。今後は絵本などの企画を進めていると言う。

最後に「長い間ファンでいてくれて有り難うと言いたい」と話すと会場は最高に盛り上がり、盛大な拍手に包まれた。

＜文・写真：会報部 岸田尚＞

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