お知らせ

2022年度 第51回日本漫画家協会賞 発表通知

 公益社団法人日本漫画家協会(里中満智子理事長・会員数約2700名)は、漫画文化の普及と漫画界の向上発展をはかる目的のもとに優秀作品を顕彰するため、1972年より「日本漫画家協会賞」を設けております。
 日本漫画家協会賞選考委員会は先に募集いたしました協会賞の候補作品について厳正なる選考を行った結果、以下の方々への贈賞を決定致しました。

2022年5月20日
日本漫画家協会賞選考委員会

委員長
里中満智子

委員
いご昭二 辻下浩二 ウノ・カマキリ 萩尾望都 小田切博 三浦みつる 幸森軍也 森川ジョージ

連絡先
公益社団法人 日本漫画家協会
〒160-0001 東京都新宿区片町3-1 YANASE兎ビル
TEL:03-5368-3783 FAX:03-3341-0662
http://www.nihonmangakakyokai.or.jp

 

──────── 受 賞 者 ────────

◎大賞(金彩プレート盾、メダル、賞状、副賞として賞金50万円)2名
☆コミック部門
野田サトル(のださとる)
作品名「ゴールデンカムイ」集英社刊
受賞理由
これまで漫画ではほとんど描かれることのなかった「アイヌ文化」を、エンタテイメントとして真摯に作品世界に取り込み、広く関心を集めたその功績を感謝と共に評価します。
 
☆カーツーン部門
塵芥居士(ちりあくたこじ)
作品名「丁寧な暮らしをする餓鬼」KADOKAWA刊
受賞理由
餓鬼なのに何か絵や仕草が可愛い。アイロンをかけたりスーパーで買い物したり。頑張ってねと、つい声をかけたくなります。
 
 
◎まんが王国とっとり賞(銀彩プレート盾、メダル、知事賞状、県名産品、賞金20万円)1名
タイザン5(たいざんふぁいぶ)
作品名「タコピーの原罪」集英社刊
受賞理由
他者を否定することでしか自分を肯定できない哀しい人々…。
読むのが辛い設定なのに、フンワリ、と読ませるバランスが見事!
 
 
◎まんが王国・土佐賞(銀彩プレート盾、メダル、知事賞状、県名産品、賞金20万円)1名
坂井せいごう(さかいせいごう)
作品名「渡る世間は面白い」 南日本新聞開発センター刊
受賞理由
90代のひとコマ漫画家の坂井氏は途絶えることなく笑いを発表し、風刺精神で楽しませてくれています。その表現している姿は素晴らしい。
 
 
◎文部科学大臣賞(金彩プレート盾、メダル、文部科学大臣表彰状、賞金20万円)
さいとう・たかをと さいとう・プロダクションの劇画普及の功績
受賞理由
現在のマンガ表現の多くは劇画風である。さいとう・たかを氏は分業システムを開発し、現在も「ゴルゴ13」を連載しているのは驚異としかいえない。

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