2025
8.28
記念すべき「50周年イヤー」に突入! 『コミックマーケット106』開催

 2025年8月16日(土)〜17日(日)の2日間、東京都江東区にある東京ビッグサイトにて、日本最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット106(以下C106)」が開催されました。

 サークル数は累計で約23,000スペース、出展企業121社、入場者は25万人の動員を記録。ちなみに本イベントには延べ71か国・地域からの参加が確認されており、いよいよワールドワイドになっています。
 今年は大規模改修工事の影響によりメイン会場のひとつである東館ホールの半分が使用できず、出展サークル数も近年より6.000スペース減少。2021年以来使用されていなかった南館を解放したことで、この数字に留める事ができたようです。その他いくつかのブース移動や動線の変更はあったようですが、目立ったトラブルもなく無事に2日間が終了しました。
 実際に歩いてみると、確かに動線に若干の変化はありましたが、スタッフの誘導もさることながら、参加者による安定の暗黙相互協力もよく、猛暑対策さえしっかりしておければ戸惑う事なく移動することができました。事実、開場前の行列でも参加者たちはしっかり対策を講じていて、入場時もしっかりとした足取りで列を移動していました。

 さて、今夏からの1年間はコミックマーケットにとって記念すべき1年となります。……それは、1975年12月21日に開催された第1回から50年の節目を迎えるということ。そこで今夏のC106から来夏C108までの1年間を「50周年イヤー」と位置づけて、記念企画を順次発表していくそうです。現在公開されているのは『50周年記念ロゴマーク』。使用規約に添っていれば、誰でも自由に同人誌やグッズ等へ利用することが可能となっており、コミックマーケット準備会ホームページで配布されています。
 他にも日本郵政より、漫画家・Dr.モロー氏の描き下ろしイラストを使用した『オリジナルフレーム切手』が発売されています。

 C106会場内では、50周年のお祝いのメッセージ・イラストなどの募集するQRコードが掲示されており、不特定多数の人が多く押し寄せるコミケットでの告知や募集ではこうしたネットでの呼び掛けが非常に有効であるとが実感できます。
 一方アナログでは、毎回2日に分けて行われる会場の掲示アンケート企画が行われていました。年代ごとに区切られた所へ来場者がシールを貼っていくというシンプルなもので、毎回好評を得ているよう。お題も近年までは『どこから来たの?』でしたが、今回は新たに『コミケットいつから参加?』というアンケートが貼り出されていました。筆者が見た時点ではやはり古参組が目立っていて、熟年の熱量を感じました。(ちなみに筆者は1980年代〜組です)

 最後に企業ブースですが、今年も各企業の工夫が素晴らしく、団扇や冷汗シートなどの猛暑日に嬉しいノベルティの配布や、冷却ルーム仕立てのブースを抜けた所で冷たい水を手渡してくれるなどの各社配慮が凝らされていました。それらに華を添えるコスプレモデル、ディスプレイもますます華やかで、あちこち撮影会のような賑やかさ。販売グッズも随所で早々に完売の札が見られました。

 2日間のレポートは以上です。上で書いたように今は「50周年イヤー」です。毎度ユーモアの効いた奇抜なアイデアも打ち出してくるコミックマーケット準備会がこの先どんな企画を公開してくれるのか非常に楽しみです。

(画像・文:柳生柳)

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