2024
8.7
「ねりま漫画サロンinゆめりあホール」開催中

 8月3日から8月9日まで「ねりま漫画サロンinゆめりあホール」が開催されている。村上もとか氏のプロデュースで、練馬区にゆかりある漫画家集団「ぽけまん」全面協力の元、メンバーの原画展、漫画家による原画展ガイド、トークイベント、似顔絵コーナー、「漫画家と一緒にキャラクターを描いてみよう!」と題したワークショップなど、盛り沢山の内容だ。
 展覧会は総勢29名・約60点の原画や複製原画が展示され、間近でその筆使いや線、色彩の美しさなどを見る事が出来る。

 初日は、弘兼憲史氏と三田紀房氏のトークイベントが行われた。2人の共通点は、練馬に居住していた他にも社会人経験を経て漫画家になった事があげられた。
 弘兼氏は大学卒業後、松下電器産業へ入社。この時の経験があの「島耕作シリーズ」に生かされていると話す。会社は3年でやめたが、この漫画は40年続いたと弘兼氏が笑うと、満席の会場からも笑いが漏れる。
 三田氏は家業を継いで働いていたが、仕事の合間に描いていた漫画をたまたま知り合いであった村上もとか氏に見せた事から漫画家の道へ。もともと弘兼氏は漫画家になりたかったと語るが、三田氏は漫画家になりたいとは微塵も考えていなかったと言う。仕事の合間に漫画を描いていたのは「紙とペンだけでお金になる!」と思ったからだと言う三田氏に会場からは、どよめきと笑いが。
 トークイベントは1時間で数々のエピソードが語られ、2人の交友関係や漫画の事など話は尽きない中、大盛況で幕を閉じた。

練馬区 公式サイト「ねりま漫画サロンinゆめりあホール」を開催!

<画像・文:岸田尚>

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