「コミケット102」開催１日目・2日目

「コミケット102」開催１日目

　2023年8月12日(土)、13日(日)の２日間､東京都江東区にある東京ビッグサイトにて日本最大級の同人誌即売会「コミケット102」が開催されました。これはその1日目のレポートです。当日は朝から非常に暑く、開場早々に車いすで運ばれて行く人も見られたものの目立ったトラブルはなく、イベントは開催されました。

　１日目はゲームやＶtuber系が中心でしたので協会員からの出展者は少なめで、全体を見渡す時間が確保出来たのでそちらを紹介します。

　入場者数は前回より増やしたといっても全盛期よりはうんと少なく約13万人の入場となり、「今年も床が見える」、「風を感じる」といったつぶやきも聞こえてきました。加えてコスプレも、更衣室へ開場前に使用出来る先行入場チケットの抽選を行い混雑を回避したり、衣装を直せるよう裁縫道具の設置ブースを設けるなど配慮がありました。

　他にもレセプションホールにてトークショーを開催したり、空調がよく効いた有料休憩ルームを設置するなど新たな取り組みも増え、限られた入場者数であるからこそ出来る試みが随所に設けられ、無理なくコミケットに参加出来る努力が見えました。

「コミケット102」開催 2日目

先の１日目に続き､２日目のレポートです。台風接近の報道もあって当日は朝から雲が多かったのですが案の定、昨年同様断続的なゲリラ豪雨に苦しまされた入場者たち、濡れないよう傘をさしながら小さくちぢこまるエヴァンゲリ○ンが印象的でした。それでも学習能力の高いコミケ民たちは器用に対応し、各々が身を守りつつイベントを楽しんでいた模様です。

　２日目は協会員の出展者も多く、東館と西館にまたがっての移動は外を回って行かねばならない所もあり苦労しましたが、対面で会える場が限られている昨今、即売会の会場は貴重な交流の場、伺えたのは一部ではありましたが、こうして活躍中の協会員の元気な姿を届けられました。

　２日間を通して見渡すと､館内にはノーマスクの入場者もちらほらと見られ、外国人参加者の姿も目立ちます。それでも出展者側はみなマスク姿を守っていました。
(撮影時の出展者は任意でマスクを外してくれました。)そして準備会も、スタッフは随所で賢明に呼びかけ誘導したり、館内は２次元コードでトイレやマップの確認が取れる看板を設置、入場者をすべてリストバンドで管理するなど徹底した配慮がなされていたように見えました。
冬の開催に向け、更なるシステムの改善、構築を見守りたいと思います。