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共同通信配信「第14回しおどめ発 世相漫画展」開催中

2020年10月05日掲載

 2020年10月1日(木)〜30日(金)まで、東京都港区にある汐留メディアタワー(共同通信社本社ビル)、3階ギャラリーウォークにて「第14回しおどめ発 世相漫画展」が開催されています。

 吹き抜けで通気性のよいギャラリーに並ぶ作品群は、例年と変わらず世相を痛快に斬っていて見応えも充分。どうしても内容は7〜8割がコロナ絡みになってしまうが、それでも政治や家庭内での情景に上手く持ち込み、コロナとのそれぞれの生活、向き合い方、立ち向かう姿など様々な描写で描かれています。

 そしてもちろん新型コロナウイルス感染症の拡大防止策は万全、作品へ手を触れないよう促すボードの掲示や、閲覧者の感想が書き込める一言帳も今回は設置されておらず、毎年賑やかに行われるオープニングパーティーも中止。
 日頃感想をもらえることの少ない出展者に言葉は届かず、直接挨拶を述べる機会も失ってしまったのは、開催出来た喜び半面、仕方ないとはいえこの措置は少々寂しい…といった思いが告げられました。

 さて、そんな想いを口にした人物は取材当日執筆のシフトにあった協会員である、はざま隆治氏、共同通信社の担当さんと一緒にこれら案内と、今回は特別に執筆の現場を見学させてもらえました。
 漫画の情報をできるだけ伝えたいと、窓やホワイトボードにはあらゆる漫画関連の記事が貼られていて、デスクには細かい情報が書かれた政治家たちの切り抜き、分刻みで更新されるニュースも見逃さないようモニターが設置されるなど行き届いた設備がなされていました。
 原稿はアナログであるためスクリーントーンや羽根ばたき、トレス台など、もはや懐かしいと言われてしまいそうな画材たちが並び、棚には歴史の重みを感じるスクラップブック群、書類にはマンガ落書きが描き込まれているなど、随所からユーモアがあふれ出している、けれど決して漫画には手を抜かない作家達の姿勢が感じられる仕事場でした。

*同展は入場無料、会期中は無休で開催されますが、最終日は16時閉場となりますので御注意ください

 

(画像・文:会報部 柳生柳)