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山根青鬼トークイベント"田河先生の門下になって"開催

2017年12月19日掲載

12/17「滑稽探索 田河水泡の研究とコレクション展」が開催されている町田市立博物館にて、山根青鬼氏のトークイベント"田河先生の門下になって"が開催された。
山根氏の話に客席は引き込まれ、真面目なエピソードと所々に笑いとユーモアが溢れる楽しいイベントとなった。

山根氏は、場所、人、出会いが大切だと田河氏に色々な経験をさせて頂いた事が漫画に生かされ、月一回、田河氏が始めた滑稽研究会には人々が集い「滑稽とユーモア」を教わったという。
のち、田河氏から山根青鬼氏、赤鬼氏、永田竹丸氏(のらくろトリオ)の三人に「のらくろを描いてくれ、のらくろを頼むよ」「君たちののらくろを描いて欲しい、私と同じのらくろを描くな」との言葉と共に、のらくろを託された。
寒い季節のある日、のらくろトリオが入院中の田河氏のお見舞いに行くと冷蔵庫に何故かビールがある。田河氏はのらくろが継承された事を喜び、皆んなで祝杯をあげたのが亡くなる約一週間前の事だった。
山根氏はトークショーの最後に、まだまだ「子供の為になる漫画」「笑いのある漫画」を自分自身も子供の心で描いていきたいと締めた。
会場からは拍手と笑顔、山根氏も笑顔だった。

(写真・文:会報部 岸田尚)