公益社団法人日本漫画家協会


マンガワールド 其の60 「そしてボクは外道マンになる」 平松伸二 

2017年10月16日

10月15日、新宿のネイキッドロフトにて、当協会会員平松伸二氏のトークイベント「そしてボクは外道マンになる」が行われました。
以下、会報部・岸田尚氏のレポートになります。

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雨。
先日「そしてボクは外道マンになる2巻」を発売されたばかりの平松伸二先生トークイベントは、予想通り雨模様だった。

平松伸二先生の出身「岡山県」は、「晴れの国おかやま」をキャッチフレーズに観光イベントを展開している。何故なら岡山県は、晴れの日が多い。降水量1mm未満の日:276.8日で全国第1位 (気象庁「全国気候表(1981~2010年(30年間)の平年値)」)と言うデータがある。
だが、確実に平松伸二外道イベントでは雨が多いのだ。
イベント冒頭、平松伸二先生自身も「私のイベントと言う事で、雨になると思っていました」と始まった。
流石、外道には岡山県のキャッチフレーズも勝てはしない。

しかし、そんな平松伸二は初めから外道マンではなかった。きっと晴れの日を満喫する青年であったろう。
「そしてボクは外道マンになる」の単行本にも登場する強面G編集や高橋よしひろ先生、巻来功士先生、金井たつお先生をゲストに、外道マンになる以前の平松青年の過酷な青春が語られていく。
漫画家になった平松青年の苦悩とヤクザの様なG編集との攻防(いや、G編集の愛を感じる)、平松青年の父親の想い、恋愛や漫画に対する情熱、その裏話。

こうして外道マンが形成されていったのだ。

「そしてボクは外道マンになる」は確実に面白い。
あの人気漫画家が、こんなに悩み、外道とは程遠い苦しみを抱えて、そして外道マンとなった。
それはこの漫画を読まずして分からない事!

イベント後、平松伸二は言った。
「外道マン」が売れないはずがない!

それ程、情熱を掛けて描いている。
熱い想いを感じる。
晴れの国おかやまの、雨男の外道マン!!!
皆さんにも感じて欲しいと思う。

「そしてボクは外道マンになる」(集英社/刊 現在2巻まで発売)を是非、読んで欲しいと感じるイベントだった。
 

(写真・文:会報部・岸田尚)