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「山根青鬼 画業70周年記念展 トークショー」開催

2019年12月09日掲載

 2019年12月8日(日)、東京都江東区森下にある森下文化センター(田河水泡・のらくろ館)1F多目的ホールにて、現在開催中の「山根青鬼 画業70周年記念展」の記念イベントとしてトークショーが行われました。

 ステージには山根青鬼氏と、一門会を代表してのむらしんぼ、岸田尚両氏が氏のサポートとしてつき、江東区芭蕉記念館の野呂達矢氏進行の元で進められました。
 氏が双子の弟である故・山根赤鬼氏との生い立ちから、両氏がマンガ道を歩み始めたことから師匠である故・田河水泡氏や弟子たちとの出会い、師匠の元で学び取ってきたマンガへの想いと、これまで描いてきた作品の逸話など、画業だけでなく時折氏自身の人間像にも触れながらの、非常に内容の濃いものとなっていました。

 とはいえ、作品と氏自身の人間は切り離して考えられるものではありません、氏の作品には必ず氏が出会ってきた人々や見てきたもの、経験したこと、抱いた想いなどさまざまな要素が込められています。それは氏がショーで語った「作品は独りではできない、マンガ家を目指すなら色んな人に会い、見、聞き、あらゆる所から知恵をもらうことだ」という言葉通り、氏の作品は氏の人生そのものが映し出されたといっていい作品群なのです。

 当日の会場は定員を大きく越え、臨時で席を設けるほどの大盛況ぶりでした。ショーの後も会場の外では氏を慕うマンガ家たちやファンの人々が集い、氏はその一人一人へ丁寧に笑顔と握手で応えるなど温かな対応をみせつつ会場を後にしていきました。

*同展は12月22日(日)まで無休で開催、日曜日にはサイン会も開催されます


(画像・文:柳生柳)

 

 

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