漫協ニュース

日本国際漫画賞受賞者たちと四谷の夜

2018年02月28日掲載

先日執り行われた日本国際漫画賞授賞式典、厳粛なムードの中、皆さんフォーマルで人ごみにまみれながらの懇親会でした。
私の中で用意できてた各国語は「こんばんは」「おめでとう」「ありがとう」だけ…(スペイン語はもうちょこっと)。
周りはガヤガヤの立食。
これじゃまんが家同士、ろくに話せないじゃん?!
絶対、日本のまんが家のお友だち、欲しいに決まってるのに!
仲良くなりたいって!
私だって、せっかく日本に来てくれた海外のまんが家たちともっとおしゃべりしたいし、一緒に落書きしたりしたい。
漫画家は、言葉が通じなくても集まったところに筆記用具があるだけで、あっという間に筆記用具へ手を伸ばして描いたりあげたりする生き物。

受賞者はコロンビア(スペイン語)、ウクライナ(ウクライナ語)、フランス(フランス語…だけど彼女は日本語が喋れました)、台湾(北京語)。

幸いなことに全員カタコトでも英語がしゃべれる。カタコト英語ということは、難しい単語や文法が出てこないわけで…理解が早いということ。

授賞式典の直後に最優秀賞DosAldos作者のPablo(原作者の方)がTwitterで私をフォローしてくれたので、すぐにDMでhola!!this is Bang!とメッセージ。
返事はすぐに来ました。
ぎっちぎちに組み立てられているスケジュールの中、27日のイブニングにどお?と、相成りました。

念のため?私のアメリカ版コミックを翻訳してくれていた、くーにーというスペイン語と英語と関西弁を操るオタク翻訳家の友人に声をかけたら「いく!いく!!!」という訳で、合流。

漫協からはウノ・カマキリ、西田淑子、永野のりこ、一本木蛮。受賞者のPabloとHenry、Cecile、Nataliia、Sally。
さらになぜかCeciileのお友だちの日本に来た漫画家が2名。トリリンガルのくーにー(オタク)…こんなメンバーだった。

人数も時間も曖昧な中、よくまあこれだけ集まったものだと…いうことはですね、12人入れるお店がなかなかないわけで…
しかし、唐突にわかりにくいビルの2階にあるおばあちゃんおじいちゃんが昔からやってる昔ながらの定食屋さんに入れました。美味しかったです!
接待では出てこない、日本庶民の味です。

各国語での乾杯のあとは、うまいうまいとワイワイ食べながら…当然のようにスケブが回り始めます。

そして、こちらでも用意していたのに皆さんマイ筆記用具がテーブルに出てくる出てくる…!

意外にも皆さんが使用していたのは日本の筆ペン。
海外に行くとき、一番のお土産(手に入りにくい)とされる、日本の筆ペンです。
コロンビアでどうやってその筆ペンを手に入れるの??と聞いたら「Amazon!」…ですよねえ(笑)

ウノ・西田・永野・一本木はスケブの他に、受賞者の数(6枚)だけ寄せ描き色紙をその場で作成。
受賞者の皆さんも、漫画家協会へのプレゼントに寄せ描き色紙を描いてくれました。
漫協の会報と50周年本もお土産に…

本当は、できるだけ汚い居酒屋か屋台に連れて行きたかったんですが、いかんせんテーブルお絵かき問題が発生します。今回は飛び込んだお店が良くて、とてもラッキーでした!

「こんな一生忘れられない時間を、本当にありがとう」って、みんな楽しんでくれたみたいです。

両手いっぱい楽しい日本の思い出と、トランクから溢れる日本の画材で帰国してくれると思います。

追記)ちなみにUno(ウノ)は、スペイン語の「1」、ウノ・カマキリは「一カマキリ」とコロンビア受賞者にウケてました!



(写真:会報部UNO、一本木蛮、文&写真コメント:一本木蛮)

 

 

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